玄関開錠 9000円 〜 18000円、夜間は3000円増し
（普通のマンション） （防犯錠）、深夜は5000円増し
夜間鍵開け専門は、06-6924-6969 まで！
鍵 大阪、西日本ロックサービス。
お店を閉店後に、鍵交換の調査を終えたＰＭ７時３０分に電話が鳴る。
「鍵を失くしたので、家を開けてほしい」って依頼です。
「今、仕事中なので夜の１０時〜１１時に来てほしい」
って条件が付きます。料金を確定する為に、電話で調査です。
「ギザギザキーですか？ブツブツキーですか？」
「ギザギザです。」
「ハンドルは、縦ですか？横ですか？」
「縦で引っ張る奴です」
「中のサムターンは、ポッチやスイッチなどが付いてますか？」
「いえ。普通の奴です」
「それならば、○○○円です。」
って告げて、指定時間まで待機です。
その他の質問よりＵ９−ＰＧプッシュプル錠だと思われます。
時間が決まってますのでゆっくり向かいます。
お客さんは、管理会社からオ−トロックの解除キー
だけ借りて来ていました。そんな物は鍵屋の前では、何の意味もありません。
急いでＥＶで指定階へ向かう。
今日の獲物は、これ！
Ｕ９−ＰＧ・・・・って違うやん。
ＰＲ−ＰＧプッシュプル錠やん。
ギザギザキーじゃありません。
いつもの方法で中を確認すると、びっくりです。
スイッチ付きＢ５ターゲットです。
「もー、全然違うやん！」
はい！長い夜決定です。
この事を告げて、確認してもらいます。
お客さんは、申し訳なさそうに「開きますか？」って聞いてます。
「時間は掛かりますが、必ず開けます」って答える。
カッコイイ言葉！
なんせ趣味ですからね。ここからは、接客業から職人に変身しながら作業開始です。
自作の工具を組み立てながら、準備に時間が掛かる。
何とか準備を終えて本格的に鍵開け作業開始します。
湿度が異常に高くて、レンズが曇って作業が進まない。
覗きの位置が悪くセット出来ない。
中腰で腰に負担が掛かる辛い時間が過ぎていく。
ある瞬間に天使が舞い降りる。
「ここだ！」って事で手元のハンドルを解除方向に廻すと「カシャ」っていつもの良い音です。
時間は、４０分ですので、まあまあのスコアーですね。
今回の件で、一般の人はあまり鍵には興味無いのが残念でした。
恐らくは、この鍵が無破錠
で開くことに、何の感動も無いんでしょうね。鍵屋にとって、壊して
開けて鍵交換した方が速くてかつ売り上げ２倍です。売り上げ半分
で、時間を掛けた無破錠開錠は、全てお客さんの為である。な−んて、建前とは裏腹に趣味の世界で生きている自分が居てる。
いつになるか解らないが、この鍵を開けた感動を共有出来るお客さんに出会ってみたい。
帰り道のコンビニ
で買ったブラック缶コーヒー
は少し苦めでした。他の地域の鍵屋さんも、がんばっているのをブログで毎日見ています。
しかし、大阪の鍵屋もがんばってます！たまに。
鍵開けって言う何も残らない作業ですが、確実に足跡を残しています。
お客さんは、どこの鍵屋かは、忘れていると思いますが・・・・・・。
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